■「オステオパシー」との出会い
私の背骨には事故による後遺症がありました。
強い衝撃によって屈曲した骨がそのまま固まってしまい、元の位置に戻らなくなったのです。リハビリにも励んだのですが結局治らずじまいで、お医者様からも「この痛みとは一生付き合うことになるからね」と言われていました。
日常生活に支障がある、ということはないのですが、疲れたときやひょっとしたとき、曇りや雨の日には特に痛みが出ます。同じ姿勢を続けていられない。息を吸うのもつらい。痛みを少しでも緩和するために猫背になり、気分も鬱々としていました。ヨガとマッサージを習いながら「治療ジプシー」となって数多くの治療・施術院を転々としましたが、どこも長続きはしませんでした。
2002年梅雨のことです。相変わらず治療ジプシーを続けていた私は、友人に「カイロ受けたことある?」と聞かれました。(後日談ですが、その頃の私は常に顔色が悪い上に呼吸も浅くて、彼女曰く死にかけていたそうです(笑))
正直、事故直後に通ったカイロプラクティックの、あの「ボキッ」という施術法は、あまり自分に合っているとは思いませんでした。ところがカイロプラクティックにも種類があって、彼女が通っている施術院はボキボキではないとのこと。「とにかく一度行ってみたら?」と言われ、勤務していた会社から近かったこともあり、予約をとりました。
オステオパシーカイロプラクティック研究所(OSTグループ)
施術が始まってすぐに、私は「失敗した!!」と思いました。初めての施術院では緊張が伴うものです。しかも男性と1対1。先生は一言も口を聞かずに軽く背骨を触るだけ。背後をとられているので何されるかわからない。何やら怪しい雰囲気だし、怖い・・・必要以上にドキドキして、「早く帰りたいよ〜」と心の中で叫んでいました。
ところがそのうちカラダが徐々に動いてきました。そして私は眠ってしまいました。
「終わりましたよ〜」の先生の声に、半分寝惚けながら「え?もう終わったの?」と時計を見ると、軽く一時間は越えていました。先生は微笑みながら「二週間以内にもう一度来てください」と仰いました。朦朧としながら「はい」と次の予約をとり、ふらふらになりながら外へ出ました。何だかカラダが軽い。軽いどころか地上から10cmくらい浮いてる感じ。足を動かしているのに動かしている気がしない。そして猛烈に眠い。
それからの二週間は、梅雨どきにも関わらず、背骨の痛みは一切出ませんでした。次の予約はとってあるけれど、この分だと行かなくてもいいかな、と思ったくらいです。二回目に先生は「最初は全然背骨が動かなかったよね〜」と前回の施術の説明をしてくれ、そこで背骨が動く、ということを初めて知りました。改めて「オステって面白い!!」と思いました。「これからはここに通えばいい!!」やっと自分に合う施術法を見つけた喜びもありました。好転反応と自然治癒が自分の中で動いていることも実感できたり、何しろ十数年抱えていた痛みを解放してくれたオステには「スゴイ!!」の一言でした。
そんな帰り際、先生が突然「秋からオステの学校始まるけど、来る?」と聞いてきました。患者である私に、です(笑)それなのに私は「行きます!」と即答していました。当時「楽健法」というマッサージを3年間習いすっかり"筋肉ツウ"になっていた私は、「筋肉の次は骨を勉強したいな〜骨のことが知りたいな〜」と思っていたのです。先生からのお誘いは、まさにビンゴ!だったのです。
それから2年間を「オステオパシードクター養成所」に学び、いまここに独り立ちしています。「どうしてオステを始めたの?」と聞かれると、私は「先生にナンパされたから〜」と冗談めかして答えます(笑)本心は「オステって面白い!!」「人ってこんなに変わる!!」その楽しさがモチベーションとなっています。オステを通して、この楽しさが、色んな方に伝染すればいいな、と思っています。
エピソード2
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